四季のはなし。
会社の敷地内も帰り道も紅葉が進んでいて。いつの間にか、葉っぱも茶系に変わり落ち葉となって、もう今年も終わりかなと年末に差し掛かっている事を気温と植物の変化で気付く日々。
昔はただぼんやりと秋になって、冬がやって来て、かと思えば春になって、気づいたら真夏の暑さとなっていて、そして、気づけば秋になってって、四季を垂れ流しに感じてたけど、秋の訪れと共に暑さも和らいで、道端から金木犀の香りが漂って、無性に秋刀魚が食べたくなって、木々が茶色に変わって、服装も肌見せが少なくなって。そんなふうにちゃんと四季を五感で感じるようになって、ちょっぴり大人になったんだなと実感する。
昔、ベトナムの友人に「どうして日本に来たの?」って素朴な疑問を投げかけた時「だって、四季があるから。日本は美しい国なのよ」って言われた言葉。あの頃は全然ピンと来なかったけど彼女が伝えたかった思いをやっとちゃんと受け取れた気がする。日本人なのに気付けないなんてお恥ずかしい話ですが。
冬も冬らしい冬の素晴らしさに気付けるように五感を使って暮らしたいですね。冬は専ら鍋ばかりの献立になる我が家ですが鍋を囲みながらホクホク、来年の東京オリンピックに向けてワクワク過ごせていますように。
それでは、また。